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掛け軸や屏風の表具・表装、新調・修理に関することで、わからないこと。また、オリジナル仕様のご希望をお持ちの方に、ギャラリーたけやま・竹山表具店がお応えします。さらに、詳しく知りたい方は、メールでお送り下さい。


【質 問】1
古い掛軸を新しく作り直したいのですが、お願いできますか?
【お応え】1
よほど痛み具合の激しいもの以外はきれいに新調させていただきます。

【質 問】2
掛軸の絵の部分を額にしたのですが
【お応え】2
どのような額にでもさせていただきます。

【質 問】3
西国33ヵ所、四国88ヵ所の御朱印を仏表装の軸にしたい
【お応え】3
一般的な仏表具から特別仕様までご予算に応じて表装させていただきます。

【質 問】4
先祖代々の軸ですが、マンション風にやりかえたい
【お応え】4
モダンな表装も得意にしておりますのでぜひご相談ください。

【質 問】5
わたくしの作品を、掛軸にしてほしい
【お応え】5
それこそが私どもの仕事です。どんな風にでもいたします。

【質 問】6
掛軸と屏風を同じ表装にしたい
【お応え】6
同じ裂地(布)があれば可能です。

【質 問】7
掛軸を贈り物にしたいので、表装と桐箱をお願いできますか
【お応え】7
お持ちの掛軸を入れる桐箱だけでも販売いたします。

【質 問】8
虫食い、雨漏り、がひどいのですが修理可能か見ていただけますか?
【お応え】8
たいていは可能ですが染み抜きが必要かもしれません。

【質 問】9
掛け軸は、年中同じもの一つではいけませんか?季節や行事にあわせたほうがよいですか?
【お応え】9
一つでも構いませんが、出来れば季節ごと、行事ごとに変えられた方が風情があって良いと思います。

【質 問】10
掛け軸が出来るまでの流れを教えていただけないでしょうか?
【お応え】10
掛け軸の製作工程の流れをご紹介します。

●仕事にかかる前に
新しい本紙はそのまま始めれば良いんですが、古い掛軸を仕立直しする時は、まず、傷み具合(本紙の破れ、虫食い、シミ、カビ、絵具や墨の状態)をチェックします。
この判断が、非常に難しく、文化財クラスなら、持てる技術をすべて発揮すれば良いのですが、一般の注文は、修理に丸3日費やしても、日当×3日分を表装代にそのままプラスするわけにも行かないので頭が痛いところです。
高級店ならこれだけかかったからですむんでしょうが、田舎ではそうもいきません。表装代にプラス1〜2万円円位もらうのが、関の山です。お客様が、どの程度この仕事を理解しているか(予算もありますが、その作品への思い入れ等)で、修理の程度も変わってきます。
表具さんにもよりますが、表装を依頼する時、ちょっとでも良いものをとか、長持ちするようにとか、相手に思わせるように注文するのもいいんじゃないかと思います。

●寸法取り
本紙の寸法を測り、それに合うように、上下、中回し、一文字、柱の各寸法を決めます。

●裂地の取り合わせ
作品に合うように裂地を配置して使用する裂地を決めます。決まった裂地の柄や色によって、寸法を調整することもあります。

●裂取り
裂地を、各寸法にはさみで切っていきます。四方の柄を合わせるときは、裂地のチジミを考えて寸法を出します。ものによって違いますが、何割か余計に裂地が必要となります。
ケチ(始末)な表具屋さんほど腕がいい(寸法ぎりぎりに裂を裁つというのは、それだけ裏打ちする時、直線とカナテ(直角)をきちんと合わせなければならないから)のではないかと思います。

●肌裏紙取り
裂地より、各辺1センチくらい大きめに紙を裁ちます。和紙には、繊維の方向があり、絹本は縦紙、紙本は、本紙が横紙なら縦紙、縦紙なら横紙で、その他の裂地はすべて横紙で取ります。

●肌裏
水引きしてチジミを取り、裂のゆがみを直してから裏打ちをします。裂地によっては、縦糸横糸それぞれ一本ずつまっすぐに合わせる事もあります。その後敷干しします。

●増裏紙取り
本紙や裂地の厚みや硬さを見ながら、各パーツごとに適した厚みの美栖紙を裁っていきます。すべて縦紙で取ります。

●増裏
打ち刷毛を使用する裏打ちです。紙の繊維をからませ、肌裏の硬い糊をなじませます。本紙も、裂地も下になるほうから裏打ちをしていきます。そうすることにより、総裏だけを打ちかえるとき、増し裏まで捲れることを防ぎます。この後、周囲に糊を引きそのまま仮張りにかける方法と一反敷干ししてから、水刷毛で湿りを与え、撫刷毛で良く伸ばし、仮張りにかける方法があります。

●付け廻し
よく乾燥したら各裂地を仮張りより剥がし、本紙を中心に一服の表具のかたちに継ぎ合わす作業をします。これを付け廻しと言います。
まず、よく切れる裁ち包丁で裂地を裁ちます。その裁ち口のほつれを止めるため、糊止めをします。一文字から順番に表具のかたちに接いで行きます。

●耳折り
付け廻しした表具の両端を裁ち。3ミリくらいを裏側に折り曲げ糊でつけます。巻いた時、この裏に曲がった部分の厚みが空間になり、掛軸の保存に役立ちます。裏に曲がった部分に捨て糊をし、付け紙をつけます。

●総裏紙取り
裏打ち済みの上巻絹と軸助、軸袋を用意します。宇陀紙を喰先します。絹本の場合、喰先した毛足の先のほうを裁っておきます(長い毛足同士を重ねると、絹本では表に黒く映る事があります)

●総裏
全体に水刷毛で湿りを与え、上巻から順に裏打ちしていきます。このときの継ぎ目は、重なりが多すぎても少なすぎても良い結果にはなりません。特に重なりが少ないと、表から見るとその継ぎ目が黒く見えます。一枚の紙のように接いでいくには技術がいります。
すべての紙を裏打ちした後、打ち刷毛を使ってしっかり叩き込みます。その後、撫刷毛で表面にツヤが見えるように丁寧に撫上げていきます。
きれいに撫であがったら、一度敷干しして、乾燥後、水刷毛でよく伸ばし仮張りにかけます(そのまま仮張りにかける事もあります)

●裏擦り
10日くらい張り込んだ後一旦剥がして、イボタ蝋をひき、数珠で何度も撫でます。こうすることにより、糊の硬さが取れ、やわらかく、すべりのいい表具になります。
その後再度仮張りにかけます。後は仕上げをする時まで自然に加湿と乾燥を繰り返し、より狂いの少ないものになっていきます。この期間は、出来るだけ長いほうがよい結果になるようです。

●軸 風帯作り
軸先と軸棒を付けます。まず、軸棒の反り具合を見て前を決め、重りを埋め込みます。重りの量は、軸先の重さによって変わってきます。(軸先になにを使用するかは、耳折りの終わった時点で決めておきます)
風帯は、折り上げ幅(表具の幅)で寸法がきまります。一般に風帯の表は、一文字と同じ裂を使用し、裏は上下と同じものを使用します。各裂地を薄い和紙(薄美濃や天具帖など)で裏打ちし、張り込みます。折り目を付け、各寸法に切りアイロンで折り曲げ、風帯のかたちにし、絹糸でくけます。

●仕上げ
仮張りから剥がし、耳かりをします。次に、袋を開け軸棒、上軸と付けていきます。後は、必要なものは風袋を付け、環を打って紐をつけると、仕上がりです。


















【質 問】11
ギャラリーたけやま」さんは、販売用の掛け軸として塚下秀峰(つかしたしゅうほう)さんの絵が多いと聞きました。塚下秀峰さんのプロフィールを教えていただけますか?
【お応え】11
塚下秀峰さんの略歴です。
昭和17年生まれ、京都市在住、
晨鳥社同人・幸野豊一(幸野媒嶺の孫) 丸山派・中島雲溪 院展・里見米菴 各先生に師事
京都染色デザイナー協会25周年・同30周年記念展 大賞受賞
一系会、三丘会、日本図案家協会会員